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ジョージア州の教育制度

ジョージア州教育省(GA Department of Education)の教育法に基づき、 各郡(County)が1つの教育区になっています。 義務教育は6才の誕生日から16才の誕生日までです。5・3・4制をとっていています。

 
Elementary School (小学校): 1年生~5年生
Meddle School (中学校): 6年生~8年生
High School(高校): 9年生~12年生

また小学校には、1年間の幼稚園が併設されています。 小学校に入学する子供は9月1日までに6才になっていなければなりません。 通常、新学期は8月の中旬、5月の下旬に学年度が終わるます。 授業料、教科書およびスクールバスは無料です。ランチは当日に給食(1-2ドル)かお弁当の選択をすることができます。

また、外国人のためのESOLクラス(English to Speakers of Other Language)があり、英語が苦手な子供たちの為の英語の特別授業があります。 英語を母国語にしない子供達があつまり、基本的なことことから学ぶことができます。 公立校の場合、地理的に自宅から近い学校が指定されていますが、学校によってはESOLが学校内に併設されている場合もあります。

日本からジョージア州に移り住む時、まずESOLのある、教育水準の高い学校を選ぶことが大変重要です。 単純に成績の違いということではなく、犯罪などを含めた環境や友達にも深くかかわることです。 テストの成績はカウンティ(County)のホームページに載っていますので参考になさってください。


学校の種類

アメリカの学校の種類としては、公立校、インターナショナルスクールを含めた私立校、 そして日本人学校などがあります。
先にも述べましたが、公立校は基本的にその地域に住んで税金を払っていれば、校区の学校に入学ができ、授業料も無料です。 しかし先述のように、地域の貧富の差などによって学校の環境やレベルも格差があるので、 住居を決定する際から校区の学校を考慮に入れておくことが重要です。
私立の場合は入学のためにはテスト、面接、それまでの成績などで審査されるのが一般的です。 教育レベルや環境は保証されますが、授業料やその他諸費などがかかり、 日本の大学並みの出費になることもしばしばあります。
日本人学校はアメリカでも限られた地域にしか存在しませんが、基本的には私立学校とみなされ授業料がかかります。 滞在期間が短い子供や、母国語形成時期、重要な学習時期の子供達にはそのまま日本語で教育を続けるのが理想的でしょう。


公立校

アメリカの公立学校は連邦政府ではなくそれぞれの州の統括となり、 また市や町などの地方政府が実際に運営しています。
このため全国で文部省のガイドラインやカリキュラムに沿って教育を行う日本と比べると、 アメリカは学校によって方針や授業内容などに個性・多様性が見られます。 こういった意味では全体の平均的教育レベルに一貫性がない反面、 子供の個性や創造力、独自の思考力・表現力を重視している教育と言えるでしょう。
またこれらの学校の運営は、主に州からの補助金と地域住民の不動産税金から賄われているので、 その地域独自の教育理念が生まれたり、貧富の差から教育レベルにも格差が生じています。 つまり、裕福な家庭が多く住む地域は学校の教育環境やレベルも良いのですが、 都市部など貧しい家庭や移民などが多い地域は必然的にレベルも低下し、 学校の治安そのものにも問題があるのが現状とされています。

web site: ジョージア州政府教育省のサイト の中でも、 The Public School System の部分が参考になります。また、学校毎のweb addressも載っています。

居住地区の選択

公立校は、居住地区により通う学校が決まります。
子供のいる家庭にとって、住居決定上の重要なポイントとなります。 学校区School District 毎に、手続や始業時期は異なります。School District は原則として County に一致します。 County の中で通える学校は、個々の住所により決められており、越境することは出来ません。 小・中・高がどの学校になるかは、不動産エージェントか、学校に確認します。 公立校は、地区によりかなりの学力差がある点、注意する必要があります。

通学手段

公立校では、学区内に細かくスクールバス網が張り巡らされています。 黄色の特徴的なバスです。個々の自宅の前までは停まりませんが、歩ける距離内に停車場所があります。 ただし、何個所も寄ってから学校に着くため、その順番次第で「早起き」が必要です。 帰りも同じ場所で降車します。自家用車で送り迎えの通学も一般的です。

幼・小・中・高の種類と学年

1年から5年生までが、小学校 Elementary School 、 6年から8年生までが、中学校 Middle School、 9年から12年生までが、高校 High School になります。 小学校には幼稚園 Kindergartenが併設されていますが、1年間だけ(日本の年長組)です。 Pre-K と呼ばれる年中組を併設する学校も一部あります。

入学する学年

9月1日までに、5歳に達していれば幼稚園、6歳に達していれば小学校1年になります。 学校と相談の上で、例えば本来は小学校4年に入学出来るが、英語力を考えて3年生に入れることも可能です。

年間予定

County により、始業日や終業日は多少違いますが、 8月中旬から新年度(2007-2008 School Yearなどと呼ぶ)が始まり、6月の上旬に終わるのが普通です。

入学手続

通うことになる学校に照会するのがよいでしょう。 County によっては、英語を母国語としない子供は、まず International Center と呼ばれるような施設にしばらく通うこともあります。 そこで、視力や聴力の簡単なテストも行われます。

必要な書類

  1. ID (パスポートなど)/出生日を確認し、入学学年を決めるため。
  2. 住所を証明するもの: 賃貸契約書のコピーや、County や銀行などからの名前と住所が明記された郵便物。
  3. ソーシャルセキュリティーカードまたはそれに替わるもの。
  4. 日本での成績証明書(ジョージアで中・高校に編入する場合のみ)の英文訳。(日本で在学の学校で作ってもらいます。)
  5. 予防接種証明書(以下の項目を参照)(Form 3032)なお、この証明書入手のため、母子手帳は日本から持参してください。) こちらの日米の予防接種の相違ご覧ください。
  6. 視力・聴力・歯科検査表 (Form 3300) (これは International Center などでの手続時に係員の検査で済むこともあります。 医院や保健所で作成します。アトランタの日本クリニックでも作ってもらえます。)

予防接種

証明書自体は、小児科医や、日本クリニックで発行してくれます。 州のフォームのため、日本では作れません。母子手帳を見て、何年にどんな予防接種をしたかを、 自分で英文化して持参します(日本クリニックなら英文化不要)。 追加で必要な予防注射は、その医院で実施してくれます。 日本で済ませていくこともできますが、日本では2回打つ場合、何週間開けろと言われ、 赴任が迫ってきてあせってしまうことがあります。 アトランタの日本クリニックなら、日本語が通じますし、あせる必要はありません。 米国の医院では、一度に何種類もの注射をされて驚くことがあります。

ジョージア州で必要な予防接種は以下の通り。

  1. DPT
    (ジフテリアDiphtheria、百日咳 Whooping cough、破傷風Tetanus の3種混合)
  2. Measles(はしか)
  3. Mumps(おたふく風邪)
  4. Polio (小児麻痺)
  5. Rubella (風疹)

ESOL (English to Speakers of Other Languages)

英語を母国語としない子供達向けの英語の特別授業で、ほとんどの公立校で用意されています。 ESOL の専任教師が、数校をかけもちで巡回するやり方が多く見られます。 このESLでは、子供達は第二言語としての英語を学び、学年レベルの学習についていける英語力まで、 約3年を目標に到達するのがねらいとされています。 しかしその速度や到達度は子供の年齢や能力、環境によっても違い、 特に読み書きは家庭学習にも重点を置いていくことが望まれます。

教科書

公立校では、教科書は無料ですが、貸与であって数年使います。
学年が上がると学校に返して、次にその学年になる子供達が使います。 日本の教科書と違い、大判で厚く、文章量は多く、カラー写真を多用しています。 重いのですが、スクールバスや自家用車通 学だから厚く出来るのでしょう。

教育内容

小中学校については、地の方が早く高度な内容に取り組むようです。
プロジェクトProjectと呼ばれるテーマを決めての「発表」ものも、よく宿題として出されます。 Visual aid として、紙粘土で動物を作ってレポ―トに添えたり、 新聞見開きより少し大きいくらいの厚紙に研究内容を 記すような project がよく出題されます。 米国人は presentation が得意とよく言われますが、教育を見るとうなずけます。 小学校でも、まず全教室にパソコンがあるほか、project も、小学校高学年になると、 自宅のパソコンでタイプして提出する子がほとんどです。

成績表

小学校の場合、毎週学ぶ姿勢や行動についての評価メモが渡され、親がサインして返します。
学科の成績は、1年を8月から1月半ば頃までの semesterと、 1月半ばから 6月の学年終了までの semester に分けて付けられるほか、 12 weeks や 6 weeks などの刻みで中間評価が付されることもあります。

文房具や通学かばん

8月半ばの始業の数日から1週間くらい前に、学校にて、学年毎の使用文具の販売や、 その年の PTA 会費払い込み、学校のロゴが入ったTシャツや Sweat shirt(トレーナー)の販売がよく行われます。 通学かばんは自由です。リュックサック式が多いのですが、 教科書が重いことからタイヤ付で引っ張れるタイプもよく見かけます。

給食

昼食は、カフェテリアで、$1.25 ~ $2.00 くらいで購入できます。
その分の現金は子供に持たせて通学させます。 お弁当の子も多いのですが、米国の子供はお菓子同然程度のものしか持って来ない子も多く見られます。 小学校段階の日本人のお弁当に関してよく出るのが、のりは止めた方がよい、との話。 米国人の子供に、黒い変なものを食べると言われ、泣いて帰って来たとの話です。 慣れるまではサンドイッチが無難かもしれません。

他の日本人生徒の有無

同じ学校に日本人の児童・生徒がいるかどうかも、学校選択つまりは住居選択の場合、考慮したくなる点です。
子供にとっても親にとっても、慣れやすく、助けてもらえるのは確かです。 他方、あまり日本人児童・生徒が多い場合、日本人だけでまとまっての学校生活になってしまうおそれもあります。

先生との個別面談

成績表配布後など、定期的に希望する保護者と、conferenceと呼ばれる個別面談の場があります。
英語にあまり自信がなくても、行ってみることで、学校での子供の様子が分り、 自分の子への先生の注目も増します。父親も行くことをお薦めします。 この他に、随時、先生との面談を申し込むと、柔軟に対応してくれます。

現地校のボランティア活動

Media Center (図書館)の図書整理や、学校やクラスの行事を始め、機会は多くあります。
語学力の問題はあるものの、参加すると、米国人の母親と親しくなり、学校のことも教えて貰える良いチャンスとなります。

子供の現地校不適応

来米当初、一番気になることのひとつです。子供本人、家族、担任の先生、
ESOL の先生、現地校のカウンセラー、友人などと、よく話し合ってみること。 なお、土曜日の補習校(ジョージア日本人学校)に通わせる場合は、日本人カウンセラーがいるので、現地校適応の相談もできます。

学校行事(小学校の場合)

運動会に当るものはありますが、日本とは大分異なります。
まず平日に行うこと。中身は学校により異なりますが、低学年と高学 年に分けて、2 ~ 3時間ずつしか行いません。 各競技を同時並行して行い、各クラスがまとまって巡回して行きます。 つまり、他のクラスや学年の競技を見るだけという時間がなく、常に体を動かすことになります。 競技内容は、幅跳びや、障害物競走のようなものから、お楽しみものまでさまざまです。 父母が観るのは自由です。文化的行事は、室内や野外での劇など。やはり平日の朝や夜に実施します。


私立校

居住地区に関係なく学校を選べます。学校によっては、主要な路線に沿いスクールバスを走らせ、 停車場所(shopping centerが多い)まで自家用車で送っていけばよい場合もあります。 Car pool と呼び、数家族が交代で、ある親が全員の子供を送り迎えする方法もあります。 幼・小・中・高すべて持つ学校から、一部だけのものまで様々です。

入学試験

8月の新学期から入学するための試験を2 ~ 3 月に実施。
合格通知郵送が4月上旬とのサイクルが一般的。 筆記試験は国語(つまり英語)と、算数/数学。本人の面接試験。 他に、米国の現地校から転じる場合は、前の学校からの成績表も選考資料になります。

定員と編入

学区内に住めば入学できる公立校と違い、私立校は定員内のみ、 また学期途中の編入も空きがあれば可能であって、長いwaiting list が出来る人気校もあります。 他方、別の私立校に移っていく例も多く見られます。


アトランタの日本語学校

日本語校には2種類あります。

  • 日本語補習校
  • 全日制日本語校

日本語補習校の場合は、土曜日のみの登校となりますので、平日は現地校に通います。

日本語補習校

アトランタ補習授業校は、ジョージア日本語学校です。
文部科学省派遣の校長、現地採用の教職員、保護者代表の理事や多数の父母ボランティアにより運営されています。 保護者からの授業料、アトランタ総領事館を通じての国庫補助金、 ジョージア日本人商工会のはなみずき会からの補助金を収入源としています。
コブ・カウンティの公立中学校の校舎を借用し、 毎週土曜日、幼・小・中・高の各学部の授業が、日本語で行われています。 原則として日本国籍保持者で該当年齢者が入学可能です。
ジョージア日本語学校のWebサイトもご参考になさってください。

所在地
Georgia Japanese Language School
c/o W.H. Barnes Education Center
1550-B Pebblebrook Circle, Mableton, GA 30126
TEL: 770 - 941 - 0533
     440 - 797 - 8177
FAX: 770 - 941 - 9888

全日制日本語校

アトランタの全日制日本語校は聖学院アトランタ国際学校です。
全日制日本語小学校および幼稚園で、東京都の学校法人聖学院を経営母体とし、 幼稚部(3才児から)と小学部があります。 文部科学省の教育指導要領に沿った日本語の授業とアメリカの教材を用いた英語授業があり、 高学年は50%が英語による授業となります。 
聖学院アトランタ国際学校のWebサイトもご参考になさってください。

所在地
Seigakuin Atlanta International Shool
5505 Winters Chapel Road Atlanta, GA 30360
TEL: 770 - 730 - 0045
FAX: 770 - 730 - 0245

土曜日本語学校

アトランタの土曜日本語学校はとんぼ学園です。
アトランタ市内の教会を借りて運営されている土曜日のみの日本語学校。
 

所在地
Tonbo Gakuen
1580 Peachtree Street Atlanta, GA 30309
TEL: 770 - 582 - 0345
FAX: 678 - 770 - 7795


アトランタの日本語幼稚園

ウィンタース・チャペル幼稚園は、上記のアトランタ聖学院の近くにある日本語幼稚園。
Georgia Pre-Kindergarten のプログラムのほかに、デイケア、サマースクール、 土曜日幼児日本語教室のプログラムもあります。
ウィンタース・チャペル幼稚園のWebサイトもご参考になさってください。

所在地
Winters Chapel Kindergarten & Day Care Center
4942 Winters Chapel Road Doraville, GA 30360
TEL: 770 - 394 - 3242
FAX: 678 - 587 - 9682